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よい絵本「おしいれのぼうけん」「オオカミのおうさま」
手を広げ過ぎで、なかなかすすまない「よい絵本」読破。数字で見るとあと100冊以上あります。次回の「よい絵本」がどのくらい入れ替わりがあるのかわかりませんが、入れ替わっても本を読むことはできますから、気長に続けて行こうと思っています。

115/おしいれのぼうけん
現実にあるかどうかあいまいなフィクションの魅力。もしかしたら、今の子どもたちは押し入れに閉じ込められることはないだろうし、押し入れ自体がないかもしれない。では、この話はウソなの!?

確かに押し入れは暗くて怖い場所だけれど、「ごめんなさい」というまで閉じ込めてしまう”みずのせんせい”はみんなから好かれています。ただ、痛めつけるだけでなくその子や集団のためを思ったしつけとの境目が曖昧なのかなということを感じます。この反省のさせ方は”みずのせんせい”だからできることで、ぼうけんもどこか安心しているからできたものじゃないかなと思えてきます。

大人であれば、反省することも痛い目を見ることもあるかもしれません。でも、今の子どもはどのくらい反省の仕方を知っているのだろうと思います。ひたすらに怒る親を見ると残念に思いますが、じゃあ理由を言ったら子どもはわかるのでしょうか。そして、子どもと書いていますが、それぞれに違う人をどう育てて行くのか。

親たちがよいとされているものにすがる気持ちもわかる気がします。ただ、わけも言わず怒りだすことと、やみくもに教育法を信じるのとあまり変わりがないように思います。親になったことはありませんが、いろいろと時代の変化を感じた本でした。


116/オオカミのおうさま
偶然に、偶然が重なっておうさまになってしまったオオカミ。ほんとうは、おっちょこちょいというところが、きむらゆういちさんのお話らしい気がしています。

偶然の次は、聞き間違い。どのオオカミも自分に都合が良いように解釈してしまって、どんどん意図とは違う方になっていきます。「おうさまになりたい!」という野心ではなくて、まわりが「おうさまになってほしい」と思う人がなるなんて、動物の世界だけでなく、現実の世界でもあるような。

おうさまは最後に、こぶんの1000ひきものオオカミに向かって、ある命令をします。そして、先ほどまでおうさまだったオオカミは理想の暮らしに戻って行きます。

こぶんはきょとんとしているだろうな、とか、その後のことを考えると、クスクスと笑えてきます。この「オオカミ」シリーズで続いているようです。

<色分けは以下のとおり>
絵本よみものちしき
| のんのん | 第26回「よい絵本」(253冊) | 00:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
よい絵本「ジャングル」「なつのいけ」
塩野 米松
ひかりのくに
(2002-06)

生き物を描いた絵本。
文字の量はだいぶ違う。

113/ジャングル(絵本図鑑シリーズ)
コスタリカのジャングルを作者の松岡逹英さんが
実際に歩いて描いた絵本。
生物や植物のリアルな絵に解説がついている。図鑑のよう。

文章はエッセイのよう。
宿で出た食事のことも、そこで働くひとのことも書く。
とにかく、コスタリカの体験が絵本になっている。
見返しにはそのときの絵日記のようなものがある。
一度さらりと本文だけを読む。その後じっくりと細かな解説を読む。
20年近くまえに出版された絵本。
最後には、<ジャングルがいつまでもこのままであってほしい、と思いました。>
と書かれている。今はどうなっているのだろう。
足を運ぶ機会はないかもしれない。
でも、この絵本を読まなければ、そんなことも知らなかっただろうな。

日本にいると、日本のことばかり考えてしまう。
「いいとも!」に首相が出るってことが話題になったりする中で、
遠い国のジャングルに思いを馳せる人だって必要だよね。
本を読むと、その中で自分が何ができるかを考える。
何もできないかもしれない。けど、考える前とは何かが違う。
いいな、子どものときにこの本を読んだら
ほんとに何か変える子が出てくるんじゃないかな。

114/なつのいけ
こちらは、一転して文字の少ない絵本。
どこか、なつかしい池の中を描いた絵本。
ザリガニとって遊んだな。
オオナマズは見たことがないけれど。

文字は少ないのだけれど
物語はきちんとある。これぞ、絵本。
文章だけでは伝わらない物語とか間とか。

東京でいろいろ触れる生活もいいなと思う。
でも、自然の中でしかわからないこともある。


いろんなところで育って、そこには優劣がなくていい。
東京が勝ち組とか、思う人はきっと、
自分に劣等感があるのかな、と思う。
まわりを見たら、いろんな人が居て、いろんな考え方がある。
何を選ぶかは自分で決めなくてはいけないけれど
何が「よい」のかは、自分の中だけにとどめておこうと思う。

第8回日本絵本賞大賞 受賞作

<色分けは以下のとおり>
絵本よみものちしき
| のんのん | 第26回「よい絵本」(253冊) | 00:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
よい絵本「とうちゃんのトンネル」「おとうさんのちず」
ユリ シュルヴィッツ
あすなろ書房
(2009-05)

113/とうちゃんのトンネル

戦争が終わったあとの、ある一家のおはなし。
日本じゅうが食べものに不足していた時代、
一家で町から村へ引っ越すことに。
そこで、農業を始め、自給自足の暮らしをすることにしたのです。
家族のみんなは、いままで農業は未経験でしたが、
いろいろな野菜を育て、収穫後にはおなかいっぱいに食べられるように。
ただ、水が通っていないためお米をつくることはできませんでした。
そこで、とうちゃんは、水神さまにお祈りをし、
水を通すためのトンネルを掘り始めました。

ただ、水を掘り当てるというだけでなく、
それが何年もかかって行ったことであり、
その間に、試行錯誤をして、結果を求めていったこと。
苦労はあったことでしょう。
でもこの絵本に出てくるのはつらい、ということではなく、
かっこいい父の姿。
なんだか、答えを急ぎすぎている気がしたときに読み返したい絵本です。


114/おとうさんのちず

住む町が爆撃を受け、違う土地へ引っ越した家族の話。
けれど、こちらは外国。
食料を求めて、出かけて行ったおとうさんは、
なぜかパンではなく地図を手に帰ってきた。

地図では、おなかはふくれないのに!

そう不満に感じる子どもだけれど、
ある日、おとうさんはまちがっていなかった。と思う。
地図がパンに変わったわけではない。
ただ、地図を見ているだけで、
いろいろなことを思うようになる。


家族の話を読むと、自分の育ってきた家を思い出す。
地理が得意な母が、トイレに世界地図と日本地図が貼っていた。
庭でつくっていた茄子などの野菜。農家を営む祖父母たちのこと。
国や地域が違っても、ほんの少し現実とつながっていると、物語が心に残る。

戦争の本をたくさん読む代わりに、戦争は経験しないでおきたい。

 
| のんのん | 第26回「よい絵本」(253冊) | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
よい絵本「でこちゃん」「あつさのせい?」
約1年ぶりの「よい絵本」。
毎日5冊読めば、2日で10冊。20日で100冊…
2〜3カ月で読み終わるかも!と思ったのに
ペースダウンしてしまいました。また夏に次のよい絵本が決まるというのに!
くじけずに、読んでいきたいなと思います。


111/でこちゃん

女の子あるある。
思う通りにならない髪型で泣けてくるのは
どんな年でもあることかもしれない。

まわりの大人はかわいいのつもりで、ニコニコしていても
主人公のでこちゃんは悲しくなってしまう。
そこで、お姉さんが魔法をかけてくれる。

現実を変えるんじゃなくて、
現実の見方を変えるんだよ。っというような。なんか、すてき。


112/あつさのせい?

スズキコージさんと、気温が高くて「あつい」というのはなんだかよく合う。
太陽がジリジリとしてあつい感じが絵から伝わるような。
文章は縦書きで、絵の外側にある。
お話は続いているのだけれど、
絵が作品のように目に入ってくる。
とはいえ、フォントも独特。

お話は、帽子を落としたら、別な動物が帽子を拾い、
その動物がカゴを忘れて、次ぎにきた動物がそのカゴを拾うと
ぐるぐる、ぐるぐる、つながる。
背表紙を見ると、あれ、このお話はもしや…?
と思えるところもまた楽しい。



第26回「よい絵本」カテゴリとは…
全国学校図書館協議会(の絵本委員会)が制定した絵本のシリーズ。
2年に一度見直され、また2012年に制定された第26回より、
WEBでも多くの情報が公開されているようです。
その「よい絵本」253冊をかたっぱしから読もう!というもの。

「よい絵本」ってどう「よい」のか。を知りたいという素朴な疑問もあります。


 
| のんのん | 第26回「よい絵本」(253冊) | 10:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
よい絵本「くまくん」「ローザ」
二宮 由紀子
ひかりのくに

ニッキ ジョヴァンニ
光村教育図書

110/くまくん

もしも「くま」が逆立ちしたら…?
やっぱり「くま」!と思うのですが、
くまくんが逆立ちすると、「まくくん」なのです。

まくくんが逆立ちをしていると
いろいろな動物にであいます。
逆立ちっておもしろいね!と他の動物もチャレンジするのですが、
おっと「かば」は…!などことばあそびの要素も入ってます。

逆立ちをしたあとの、まくくんこと、くまくんのコメントは
ちょっとシニカルでおとなもクスッと笑ってしまいそうです。


111/ローザ

戦争や人種差別を学ぶときに
絵本(に限らず児童書)は
とっつきやすいし、わかりやすいし、
そのせいか心に残る。

ただ、これをみて女性専用車両を思い出してしまったりもした。
男性専用車両を作るべきって、訴えているひともいたよね。

チカンにおびえるのは女性ばかりではなくて、
じゃあ、チカンがなくなればいい!ってそう簡単にもいかず。

差別はよくないとおもう。
けれど、平等について、はっきりといえない自分もいる。

この話の中にエピソードのひとつとして出る学校での集団リンチのこと、
人を殺すことはもう差別というだけじゃない気がする。
それは、何かたががはずれてしまっている。

| のんのん | 第26回「よい絵本」(253冊) | 09:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
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