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のんのん的 本の話題を書いていきます
038/扉は閉ざされたまま

038/扉は閉ざされたまま

Twitterでとあるブログのリンクが流れてきました。「読書系フリーターの日常」の12月22日の記事。この本はこの記事そのものからではないのですが、そこからたどってミステリーのリストを見ているうちに読みたい!読んだことない!と思った本がいくつか。

ちょうど年末年始の休みもありミステリーも読みたいころ。けれど、休みの前に一気読みしてしまいました。

この本は最初に殺人が行われます。犯人も明らかであり、犯人の一人称で話が進みます。大学の同窓会で集まった住む場所がバラバラな登場人物7人。セキュリティ万全な高級ペンションが舞台。犯行可能な人が限られた状況では、始めにわかる方が、読みやすいのかもしれません。そして、終盤まで明らかにならないのは「動機」です。

最近、嫌なクセがついてしまって、細かなつじつまが気になるのですが、この本はそこをクリア。「動機」のヒントがチラチラと見え隠れしつつ、最後までわかりませんでした。探偵役の碓氷優佳さんはその後主人公としてシリーズが続くようです。そちらも読んでみよう。

名前は知っているけれど、読んでいないという本はまだまだあるなぁ。

「このミステリーがすごい! 06年版」の第2位だそうです。1位は…なるほど、あの作品でしたか。



 
| のんのん | 100冊Book 2015 | 10:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
037/学校図書館の挑戦と可能性(困ったときには図書館へ2)

037/困ったときには図書館へ2 学校図書館の挑戦と可能性 

『困ったときには図書館へ』の続編が発売されました。”聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥”ではないですが、知らないまま過ごしていた学校図書館の世界。少しずつ関わることで、いろいろと気づきがあったのです。この本は外側から学校図書館を見ていた私にとって、非常にありがたい本。

第I部は、図書館海援隊隊長でもある神代さんによる「学校図書館」とは?という論考。学校図書館の手引き、全国学校図書館協議会、学校図書館法…あらゆるところから「学校図書館」の姿を探ります。これは、ほとんど分かっていない私にはありがたい。この本は学校図書館関係者だけではなくて、そうではない人にも役立つ本なのだ、と思わされます。

第II部からは、具体的な事例が次から次へと紹介されます。
小学校、中学校、高校、特別支援学校、公立、私立、国立、北から南までずらり。どれも「学校図書館」。だからそれぞれの方の文章を読み始めるまでどんな「学校図書館」かわかりません。巻末には執筆者一覧がありますが、目次にも記載はありません。でもおかげで、先入観なしに、いろんな図書館のことを知ることができます。こんな取り組みをしているのか、何かできないかな、公共図書館で行えることは?気づいたら付箋がたくさんの本。付箋を外しながら実現していかないとなとも思います。

第III部は公共図書館による、学校図書館支援について。
いつも登場する鳥取県立図書館。やっぱり、すごい。そして、常にリードし続けている。すごいことだけが答えではないだろうけれど、「すごい」と言わせなければ、図書館の存在をアピールすることはできないだろう。図書館に興味がない人まで巻き込むために、どうしたらいいのだろう。そんなことを少し思った。

ああ、前回の本もそうだけど、熱い本に出会えたな。と嬉しい気持ちでいっぱいになる。

困ったときには図書館へ2 学校図書館の挑戦と可能性(出版社サイト)


#図書館 #図書館本



 
| のんのん | 100冊Book 2015 | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
036/明日をひらく図書館 長野の実践と挑戦
036/明日をひらく図書館 長野の実践と挑戦

長野県というくくりでいろいろな図書館が登場します。

図書館に関わる人ならば多くの人が知っている小布施の「まちとしょテラソ」。この本もまずはここから始まります。日頃光が当たってる図書館はやはり素敵だなと思うのですが、そのあとに続く図書館もいろいろな試みをしていることに気づきます。毎年図書館総合展で発表されるLibrary of the Yearでは2011年の「小布施町立図書館まちとしょテラソ」2013年の「伊那市立図書館」大賞受賞そして、今年の「塩尻市立図書館えんぱーく」のノミネート。3館とも図書館と地域の可能性が感じられる図書館です。今までなかった!なのか、今までは光をあててなかった!なのかわからないけれど。

また、1つの図書館を見ていては気づかない地域のネットワークや学校図書館の取り組みもあります。第2章には、長野県地域史資料公開データベース構築・公開事業のこと、「協働」や「新しい公共」はこれからの図書館が避けては通れないキーワード。

また第3章では、図書館の可能性と論点整理として長野県の事例から一般論へと展開していきます。長野と縁がありこの本を手にしましたが、どこの図書館にもあてはまる内容です。

図書館サービスって何をしたらいいのだろう。と迷った時に、教科書的な総論で学ぶのもいいのですが、この本にあるようなすぐに始められそう(でも始めていない)ものが大変参考になります。



#図書館 #図書館本
10月末に書いていたのに、なぜかアップしていなかったなぁ。
| のんのん | 100冊Book 2015 | 12:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
035/PUBLIC DESIGN 新しい公共空間の作り方
馬場 正尊,Open A,木下 斉,松本 理寿輝,古田 秘馬,小松 真実,田中 陽明,樋渡 啓祐
学芸出版社
(2015-04-10)

035/PUBLIC DESIGN 新しい公共空間の作り方

公共空間を作った6人の方と著者の馬場正尊さんによる対談集。

馬場さんは前書きの中で、これからの時代に必要なパブリックデザインの六つのキーワードをあげている。

マネジメント/経営
オペレーション/運営
コンセンサス/合意形成
プランニング/企画設計
マネタイズ/収益化
プロモーション/情報発信

そして、これらをまとめる求心力の強いコンセプト。

同じ公共空間とはいえ、行っていることは違う。けれど、重なる部分も多い。自分が手がけていることなら、これを応用できるのでは?と考えつつ読む。ときどき図での説明があるので流れを視覚的に捉えることもできる。小さな関心でも広げることはできる。

新しい公共空間の事例は、当事者でなくてもワクワクする。それが今までの感覚と違うと「えっ」と思うことがある。けれど、いつしかそれが「あたりまえ」になる。違うと思うなら声を(ネット上でつぶやくのではなく)あげないといけない。

印象に残ったこと※原文ママでなく、少しまとめているものもあります。
・差異化ではなく、誰でも真似できる、新しい一般解をつくりたい(p81)
・僕の仕事はピアニストに似ています。ピアニストは、メロディを弾くこともできれば、伴奏もできる。(p110)
・ステークホルダーが増えるほど彼らの応援が、事業に良い意味でのプレッシャーになって、事業の成功さは高まります。(p136)
| のんのん | 100冊Book 2015 | 11:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
034/マーチ博士と四人の息子

034/マーチ博士と四人の息子

久々にミステリーを読む。書店を見て気になって。他に読む本があったような気がするのですが、一気読み。

物語は、殺人者の日記とマーチ博士の屋敷で働くメイド、ジニーの日記が交互に繰り返される。殺人者の日記は、殺人にいたるまでの手記であり、ジニーとの交換日記でもある。その人はマーチ博士の四人の息子の誰かだと書き、だんだんと自分の存在をアピールしだしていく。

ジニーは、犯罪心理学や悪魔祓いの本を読み、拳銃を手に入れ、殺人者に向かっていく。なかなか家の構造が頭に入らず混乱するところもあるけれど、それでも二人のやり取りだけで、それも一人語りの話だけで楽しめる。

エピローグに補足があるのだけれど推理をするミステリーというよりも、不気味なホラーを読んでいる気持ちにもなる。スッキリする物語ではないのかもしれない。ただ、ガイブンは数を読んでいないので良し悪しはよくわからないというのが本音。ぐぐっと引き込まれたし、怖くもあったので面白かったのでしょう。読み終えて目次を見たら、テニスの用語が章の名前になっている。これには何か意味があるのだろうか。詳しい人がいたら聞いてみたい。





 
| のんのん | 100冊Book 2015 | 00:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
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