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011/茶色のシマウマ、世界を変える

 

011/茶色のシマウマ、世界を変える 

日本初の全寮制インターナショナル高校ISAKをつくった小林りんの物語

 

インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(以下、ISAK)の理事長である小林りんさん。彼女がISAKを作るまでの出来事がまとめられています。今を知っている私には、それは一本の流れるような線に見えますが、その道は凸凹にもこんがらがりそうなほど複雑。まるで1冊の本になりそうなほど!なんかこの年になると本にまとめられるような人が同世代にいるんだなという気持ちになります。

 

彼女は思い描いた目標を達成するために、行動をしていくのですが、ある時に「根本的な解決」をしないと意味がないと気づきます。対処療法では一時的にしか変わらない。

 

引用します。

p96 (スラムの人たちは髪を切ってもらう代わりに投票するというメキシコでの事例を見て)

髪を切るんじゃなくて、リテラシーがあるべきだと。大切なのは彼らが文字が読めるようになること。なぜ自分はこういう状況にあるのかを理解して、それで判断して、投票していくべきだって。この人たちのほうが人工的に圧倒的多数なので、彼らがちゃんと投票すれば、内科が変わるかもしれないじゃないですか。

このエピソードは後々まで何度か出てきます。教育は世の中を変える。その信じることが周りを巻き込み変えていく。ほぼ無給で信じて進んでいく。それは決して簡単なことではなく、描かれていない家族の支えがどれだけ大きかったのだろうと思う。無給はあくまでオマケでしかないのだろうけれど、お金が変えられるものはやはりあるのではないか、と。クラフドファンディングに少額ながら参加すると、少し自分ごとに近づく。やらされているのではなくて、参加をする。変える。今の仕事と何かしらつながりがあり、そしてエネルギーをたくさんもらいました。すごくすごく大変そうなのに、どうしてこんなに元気になれるんだろう。読んでよかった本でした。

 

パワフルな(ように見える)小林りんさん。一度お会いして見たいな、お話を聞くだけでもと思う。Wikipediaにも彼女について書かれていました(コチラ)。

 

#小林りん #ISAK  #高校 #軽井沢

 

 

 

 

| のんのん | 100冊Book 2017 | 14:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
010/独立国家のつくりかた

 

010/独立国家のつくりかた

 

Facebookで知人がすすめていた本。名前だけは知っていたけれど坂口恭平さんの本を読むのは初めてでした。名前は聞くけれど彼はどんな人なのだろう?と思う。本を読むと少しわかるけれど、何かと断定できるものはないように思えた。

 

建築に対する学びから、疑問を感じ隅田川沿いを歩く。ブルーシートハウスを見て、そこの人と話し気づきを得る。お金には興味がない、タバコもお酒もしないけれど、コーラを飲みたいと考える人。その人にとってのお金は「コーラチケット」である。という話。経済や価値を人との出会いや行ってきたことから表現を行う。この本の中では「レイヤー」という言葉がなんども出て来る。少し引用をする。

 

「お金」に関して考えてみよう。僕が重要だと考えていることは、「家の在り方」共繋がることだが、まず「生活にいくら金がかかるのか」をちゃんと可視化すること。そして「どうやってお金を稼ぐか」、これをしっかりと自分のレイヤーでつくり上げることだ。(p101)

 

私はこの「レイヤー」を「自分なりの基準」と読みかえてすすめていく。「社会のレイヤー」とは「世の中の当たり前」。そこに無意識に揃えていることへの違和感。ちょっとしたズレの気持ち悪さがこの本にはたくさん出ている気がした。知らぬ間に感じている当たり前、これに対してちゃんと考えているのだろうか、私。と。

 

この本の中で図書館は「裸の情報」と接することができる場所と表現されている(p124)。全ての情報が等価に存在している、という。

 

坂口さんの発信で考えていたことも印象的だった。「頭の中はよりカオスに、でもアウトプットはよりシンプルに」(p148)。誤解を受けやすいからこそ、伝えかたに工夫をする。

 

「疑問」を「問い」にする。この過程を僕は完全に独自な「創造」と呼んでいる。(p164)

 

おかしいなと思ったらそれを行動に変えていく。「独立国家」とは、国家ですら自分ごとして考え動くこと。少し流されがちな日々を反省し、今の国家に自分が関わっていくなら、せめてもっと興味を持ったり知ろうと思った。

 

 

 

 

 

 

| のんのん | 100冊Book 2017 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
009/黒猫館の殺人

 

009/黒猫館の殺人

 

綾辻行人氏による「館」シリーズ。

記憶を無くした謎の男の手記から始まる。手記と現在と交互に書かれ起きたことと推理が混ざる。推理小説に手記が入ることはその後の事件につながることがほとんど。不気味な感じがしてあまり得意ではない。

 

「館」シリーズを読みながら不気味さを避けるというのも不思議だけれど。そうして読み終えた作品。本を持たずに家を出たことに気づきふらりと図書館で借りた本。シリーズものを読んでしまうのもいいけれど、こういうときのためにちびちび読むのもまたいいな、と思ってしまったりする。

 

 

 

| のんのん | 100冊Book 2017 | 12:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
008/アマゾンと物流大戦争

 

008/アマゾンと物流大戦争

 

雑誌「出版ニュース」で引用されていたように思ったけれど、どの号だかわからず。

主にアメリカでのアマゾンについてそのサービス戦略や他の企業との戦いが書かれている。と言ってもわりとさらっと広い範囲についてであり、じっくり調べるにはそれぞれの項目を考えることがいいのかもしれない。

 

物流は進化を続けている分野。時々関連図書を読まないとよくわからなくなるな、と思う。この本は2016年9月刊。

 

| のんのん | 100冊Book 2017 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
007/下り坂をそろそろと下る

 

007/下り坂をそろそろと下る

 

平田オリザさんによる新書。話題のタイミングとは少しずれて、今読む。

『新しい広場をつくる』と言う著書の話題がいくつか引かれている。もしこれから読む方はこちらが先の方がいいのかもしれない。

 

城崎の取り組みは、『ローカルメディアのつくりかた』でも、それの関連イベント(マガジン航)でもうかがったので、それについての違う視点からのように読み進める。p65にある中貝豊岡市長の掲げるスローガン「小さな世界都市」や市の方針「東京標準では考えない。可能な限り世界標準で考える」という言葉が印象的だった。東京は面白いのだろうかとよく考える。私は人生のほとんどを神奈川や東京で過ごしている。地方の面白さについてはあまり感覚としてない。もし出身だったらどう思うだろうか。そこが「東京」でなかったとしても「おもしろい」場所であれば、魅力的だ。全国の取り組みを見ていると東京でないことが有利に働くことだって多々あるように感じる。もちろん「東京」にしかないものもある。むしろ、ローカル、地方としてもっと東京に魅力があってほしい。今の東京と地方はコピー元なのかコピー先なのか、という違いしかなければ、結局どちらも同じではないか、と思うのだ。

 

 この十数年、日本の教育界では「問題解決能力」ということが言われてきた。しかし、本当に重要なのは、この点、「問題発見能力」なのではあるまいか。

 私は、福島の子どもたち、若者たちにも、このような視点を持ってもらいたいと思っている。自分たちを不幸にしてるものは何なのか。それはどういった構造を持っているものなのか。きちんと直視するだけの力と、それを引き受けるしたたかさも持ってもらいたいと願っている。(p153-154)

 

問題だ!困った!ということは容易かもしれないけれど、どうしてそれが問題なのか、きちんと突き詰めているだろうか。やだなぁと愚痴をこぼすなということではなくて、困ったとポツリと呟く簡単さに比べて、小さな小さな解決策を実行することは難しい。私だけだろうか。

 

 

 

 

| のんのん | 100冊Book 2017 | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
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