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児童書「クローディアの秘密」
017/クローディアの秘密

「フランクワイラー夫人の手紙」からこの話は始まります。単純にきょうだいが家出をする話と思って読み始めたので、出鼻をくじかれた気分。きょうだい2人で家出をする話なのですが、きょうだいも2人きりではありません。なんだか思っていたよりも複雑な話でわくわくします。

主人公の長女クローディアは三人の弟の中からジェイミーを相棒に選びました。そして家出先もいろいろと条件を考えた結果メトロポリタン美術館に決定。決行する日へ向け、コツコツと準備をしていきます。あとからいろいろなエピソードが出てきますがクローディアは計画を綿密に立て、確実に実行していくタイプ。「家出してやる!」という衝動的なものではないようです。家出の理由もなんだかはっきりとしません。

でも、家出をするのです。直面するのは過ごす場所に対する苦労ではなくて常に「お金」と「食事」。そして「謎」。いかに家出生活を続けるかではなく、美術作品に隠された謎を解くことばかりを考えます。図書館へ行って、ヒントとなる資料を探し、ついに謎の答えらしきものを見つけます。

そんなにうまくはいかないよ、ということも、うまくいきすぎ!ということも両方あるのがリアルです。始めに登場した手紙も後々意味を持ってきます。家出を通して成長するというだけでは終わらず、美術館に隠れるというだけでもなく、いろいろなことが織り込まれているのに、なんとも自然に話が進み、一気に読み終えてしまいました。


なんで、こういういいお話に子どもの頃触れてこなかったのだろうと思うばかり。趣味は読書だったはずなのに、読んでない本の多さにあきれます。広い本の世界を知れば知るほど本を読んでいるなんて言えません。


定番を読んでいないっていうのは、やっぱりよくないよね!ということで新作も読みつつブックリストなどを参考に定番ものを読んでいます。新しい本からは、どう伝えていこうかなと思わされるのですが、定番の作品には「すごい」と感じてばかりです。特に交互に読んでいるとより実感します。

あとは、「何がどう」と言えるかどうか。まだまだ「なんだかわからないけれど、いい」なので言語化できるように学んでいきたいと思います。


(がんばれ!児童図書館員)
<色分けは以下のとおり>
絵本よみものちしき

#2015読み物 #岩波少年文庫 #兄弟 #アメリカ #メトロポリタン美術館 #カニグズバーグ #ニューベリー賞
| のんのん | 児童書memo | 00:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
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